私はフリーランスになるために会社を退職し、そのとき持っていた保険証は会社に返却をしました。退職後は会社に属さないため、自分で健康保険の切り替えをしなければなりません。
健康保険の選択肢としては、 「国民健康保険」、「健康保険任意継続」、「国民健康保険組合」があります。
私は「健康保険任意継続」を選択しました。
ここでは、私が行った健康保険任意継続の加入手続きについて、まとめていきます。
健康保険任意継続を選んだ理由
元々私は、特に理由もなく「国民健康保険」にしようと考えていました。
しかし「健康保険任意継続」に変更した理由は、「国民健康保険」の手続きで役所に行ったとき、担当窓口の方に「この年収だと健康保険任意継続の方が保険料安いんじゃない?」と言われたからです。
実際に、そのとき担当窓口の方から言われた「国民健康保険」の保険料と比べると、「健康保険任意継続」の方が、私の場合は6千円程安かったです。
「国民健康保険」の保険料は、自分の住む区市町村の役所の担当窓口にて算出してくれます。
「健康保険任意継続」の保険料は、会社員のときは会社と折半でしたが、これを自分で全額支払うことになるため、会社員のときの約2倍になります(ただし保険料には上限があり、会社員のときの2倍よりも安くなる場合があります )。
健康保険任意継続の加入手続き
加入条件
「健康保険任意継続」に加入するためには、以下の条件があります。
- 退職日の翌日から20日以内に手続きをする
- 退職日まで2カ月以上、社会保険に加入していた
なお、「健康保険任意継続」に加入できる期間は、2年間です。さらに、保険料が納付されなかった場合は、納付期限の翌日より資格喪失となるため注意が必要です。
加入に必要な書類
「健康保険任意継続」は、全国健康保険協会のホームページより手続きを進めることができます。
以下の書類を作成し、 自分の住んでいる全国健康保険協会支部へ郵送、または窓口へ提出します。
- 任意継続被保険者資格取得申出書
- 家族を扶養家族として申請する場合は、続柄等が確認できる書類
任意継続被保険者資格取得申出書や添付書類の台紙は、全国健康保険協会のホームページにある任意継続被保険者資格取得申出書からダウンロードできます。
保険料の納付方法
納保険料の納付方法は、以下のいずれかになります。
- 毎月届く納付書にて、金融機関またはコンビニエンスストアで納付する
- 一定期間分(6カ月分、12カ月分)を一括納付する
- 毎月口座振替で納付する
口座振替で納付する場合は、保険料預金口座振替依頼書・自動払込利用申込書の提出が必要になります。
健康保険任意継続に加入中に住所が変わったときの手続き
都道府県内で住所を変更した場合、 都道府県内外で住所を変更した場合、ともに任意継続被保険者氏名 住所 性別 生年月日 電話番号変更(訂正)届を住所変更先の全国健康保険協会支部へ提出する必要があります。
都道府県内外で住所を変更した場合は、後日新しい保険証が届きます。
その後、住所変更前の保険証は全国健康保険協会支部へ返却する必要があります。